40代以降から目指す!シニアタレント
「若い頃の夢をあきらめきれない」「新たな道でリスタートしてみたい!」このような希望から、40代以降でシニアタレントへの道を歩み始める方は、決して少なくありません。芸能界で実際に、自分と同年代の方が活躍するのを見て、勇気づけられるケースも多いのではないでしょうか。
とはいえ、年代が上がれば上がるほど、不利な点があるのも事実です。今回は40代以降からシニアタレントを目指す場合にやっておくべきことや注意点、気になる点についてまとめます。
シニアオーディションへの参加が、夢への第一歩!
シニアタレントを目指して頑張りたい!と思ったときに、最初に意識したいのが、シニアオーディションへの参加です。芸能事務所やスクールの中には、シニア世代に特化したオーディションを開催するケースも少なくありません。
タレントオーディションの世界は独特なもの。非常に短い時間で、自身の魅力を相手に理解してもらわなければなりません。自己PR能力に長けている人が圧倒的に有利ではありますが、自身の能力を力いっぱい発揮するためには、場慣れすることも重要なポイントとなります。
映画やドラマ、バラエティーの世界で活躍するシニアタレントが増えている今、これまでよりも積極的にシニアオーディションを行い、魅力あるタレント獲得のために動く事務所も増えてきています。しかしシニア向けのオーディション総数は、若者向けのそれと比較すると、まだまだ少ないという特徴があります。
つまり、シニアタレントという仕事内容に興味を惹かれたときには、一刻も早い行動開始が重要であるということ。一つでも多くのオーディションに参加して、
- オーディションの雰囲気
- 質問される内容について
- 効果的な自己アピール法
- ライバルたちの動向
などについて、探ってみてください。現場でしか知り得ないオーディション情報も多々ありますから、自分自身で積極的につかむ意識を持ちましょう。
シニアオーディションの探し方は?
シニアオーディションに参加するためには、まず開催状況についてリサーチする必要があります。オーディション情報をまとめて把握したい場合には、インターネットを活用するのが便利です。どんな事務所が、どのタイミングでシニア向けオーディションを開催しているのか、具体的な情報をまとめてチェック可能です。
シニアオーディションを開催している事務所や養成所を見つけたら、ぜひ以下のポイントについても確認してみてください。
- オーディション参加可能年齢
- 合格後の流れ
- 過去の実績
中でも重視したいのが、過去の実績についてです。これまでに多くのシニアタレントを輩出してきた芸能事務所・芸能スクールであれば、所属するシニアタレントを活かすためのノウハウを有しているということ。オーディション合格後の流れも、見えやすくなるはずです。
シニアタレントに求められる要素や素質とは?
近年、メディアの多様化により、シニアタレントの需要は増していると言われています。これからシニアタレントを目指そうとしている方にとっては、チャンスも多いことでしょう。
とはいえ、オーディションさえ受ければ誰でも合格できるというわけではありません。シニアタレントとして求められる要素や素質を備えていることをアピールできなければ、芸能界への道は閉ざされてしまいます。
では具体的に、シニアタレントに求められる要素や素質とは、どのようなものなのでしょうか。具体的なポイントと効果的なアピール方法を3つ紹介します。
豊かな人生経験
各種メディアで活躍するシニアタレントに求められるのは、人間としての深みや魅力です。若い世代ではまだ足りていない人生における経験値こそが、最大の武器となります。
とはいえ、「人間としての深みと言われても……具体的にどうアピールすれば良いのかわからない!」と思う方も多いのではないでしょうか。
アピール方法については、難しく考えなくても大丈夫です。これまでの人生に自信を持って、自分の考えを語ってみてください。どんな人生であっても、その中で多くのことを学んできたはず。そうした深みこそが、シニア世代にとっての最大の魅力となるでしょう。
セルフコントロール力
タレントとして活動するのであれば、世代を問わず重視されるのが、セルフコントロール力です。自分の行動を自身でコントロールする力のことで、この力に乏しいと判断されれば、オーディション突破は難しくなるでしょう。
セルフコントロール力には、具体的に以下のような項目が当てはまります。
- 時間を守ることができる
- 礼儀やマナーをわきまえている
- 体型や健康の管理ができている
社会人として当たり前のことばかりですが、当たり前だからこそ、きちんとした評価をもらえるよう、意識してみてください。
仕事に対する情熱
シニアタレントという仕事にかける情熱は、人それぞれです。特にシニアタレント志望の場合、どのような意識でオーディションに臨むのかには、非常に大きな差があります。
オーディション会場には、「なんとなく趣味としてやってみたい」という方もいれば、タレントという仕事に対して、夢や希望、情熱を抱いている方もいます。オーディション担当者にとって、どちらが魅力的な人材なのかは、明らかだと言えるでしょう。
とはいえ、仕事にかける熱意や情熱については、特別なことをしてアピールする必要はありません。強い思いでオーディションに臨んでいれば、熱意は自然と伝わるはず。自分らしく振る舞えるよう、意識してみてください。
シニアタレントは、一歩ずつ実績を積み重ねていくことが大切
若手であれば、オーディションやスカウトをきっかけにして、一気にスターへの道を駆け上るようなケースも少なくありません。しかしシニアタレントの場合、たとえオーディションに合格したとしても、こうした流れを期待するのは難しいでしょう。
シニアタレントとして活動していくために重要なのは、一瞬の運や注目ではなく、コツコツと積み重ねていく実績です。
オーディションに合格できたら、ぜひ積極的にレッスンを受講してみてください。シニアタレントに必要なスキルや知識を、プロのもとで一から丁寧に学んでいけます。レッスンで経験を積み重ねていけば、お仕事に挑戦できる機会もやってくるでしょう。一つ一つの仕事を確実にこなし、次へとつなげていくのがおすすめです。
シニアオーディションに挑戦するなら、オーディション後のこうした流れも意識しながら、参加するオーディションを決定することも重要なポイントとなります。
- シニア向けにどのようなレッスンが提供されているのか
- スクールまでは通いやすいか
- 自分が目指す方向へと進んでいけるか
こうしたポイントを事前にチェックしておくことで、オーディション後の満足度も高まるはずです。
シニアタレントは、オーディションが最初の一歩
若いころから「華やかなメディアの世界で活躍してみたい」「一度タレントという仕事をやってみたい」と思っていた方にとって、シニアタレントへの道は最後のチャンスと言っても過言ではありません。より自分らしくイキイキと生活していくためにも、ぜひ勇気を出して最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
シニアタレントならではの存在感は、若手には出せないもの。年齢を重ねたからといって、自分自身の魅力が減少するわけではありません。今の自分の魅力を前面に押し出して、勝負できることでしょう。
とはいえ、若手世代と比較すると、参加できるオーディション数が減ってしまうのも事実です。参加できるオーディションについてまず自分でチェックして、チャンスを逃さないよう勇気を出すことが重要です。
シニアオーディションの中には、無料で参加できるものも多くあります。シニアタレントという仕事に興味を抱いたら、まずはこうしたオーディションに、気軽な気持ちで参加してみるのもおすすめです。自分と同じ夢を持つ多くの人々に出会えれば、良い意味で刺激をもらえそうですね。