歌手になる方法にはどんなものがある?

自分の歌唱力に自信がある方にとって、「歌手になる!」というのは魅力的な夢の一つです。歌手になれば、自身の歌声を「仕事」にすることができます。多くの人の心を、動かすこともできるかもしれません。非常にやりがいのある、素敵なお仕事ですよね。

しかし、歌手になるための道はそれほど甘いものではありません。確かな実力と共に、運をつかむことも重要な要素の一つとなります。そしてそのためには、自身の夢を叶えるための道を、自分で切り開いていく必要があるのです。

「歌手になりたい気持ちはあるけれど……具体的にどう行動すれば良いの?」と悩む方のため、歌手になるための方法を紹介します。一歩動き出す際の、参考にしてみてください。

デモテープを送る

デモテープを送る

歌手を目指す方にとって、「自分を売り込むための手段」といえば、デモテープです。自身の歌声を録音したテープを音楽事務所に送り、それを聞いてもらうことで、デビューにつなげていくという方法になります。

現在活躍している人気歌手の中にも、「デビューのきっかけは一本のデモテープでした」と語る方は少なくありません。歌手を目指すための道としては、比較的スタンダードなものだと言えるでしょう。

多くの人を魅了するような強い魅力が備わっていれば、こちらの方法でチャンスをつかめる可能性も充分にあります。

デモテープを送る際にはいくつか注意したいポイントがあるので、以下の情報を参考にしてみてください。

・芸能事務所に対して、突然デモテープを送りつけないこと
・歌の初めで人を惹きつける工夫をすること
・吹き込む歌は、自作でもカバー曲でもOK

芸能事務所にデモテープを送付する際に、もっとも注意しなければならないのが「突然送り付けるのは失礼に当たる」ということです。

新人を発掘したい!と考えている音楽系芸能事務所にとっても、「どこから送られてきたかわからないデモテープ」というのは、決して気持ちの良いものではありません。

「マナーがなっていない人」として、マイナスの評価を下されてしまうケースも多くあります。

デモテープを聞いて欲しい!と思ったら、まずは送付したい芸能事務所にコンタクトを取りましょう。デモテープを送っても良いかどうか、送付方法やタイミングなど、詳細な項目をしっかりと打ち合わせしておきます。事務所の担当者から指示された方法を、守るようにしましょう。

また、このような流れで芸能事務所に届けられるデモテープの数は、非常に多いということも頭に入れておかなければいけません。全てのデモテープを聞くためには、多くの時間が必要となります。歌の冒頭で「人を惹きつける魅力がない」と判断されてしまえば、チャンスはそこで終わってしまいます。

歌い出しの部分で、自分の魅力を最大限アピールできるような曲を選び、歌い方にも工夫を凝らすことが大切なのです。

最後に、「デモテープを送るなら、自作の曲とカバー曲のどちらが有利なのか」で悩む方もいますが、もし自分の魅力を最大限アピールできる自作の曲があるなら、それを使った方が「曲も作れる」というアピールにつながります。状況に合わせて、臨機応変に対応することをオススメします。

インターネット上で自分の歌を公開する

インターネット上で自分の歌を公開する

デモテープを送付するよりもより手軽な方法として、近年その数を増やしてきているのが、インターネットを活用した自己アピールです。

動画投稿サイトなどへ自身の歌声を投稿し、まずは一般の方々に注目されて人気に火が点く、というパターンになります。

その後芸能事務所の目に留まれば、本格的にデビューの道が開けてくるでしょう。近年はこちらの方法で、歌手デビューを果たす新人も少なくありません。

インターネット上で自身の歌を公開すればOKなので、費用面では非常に手軽です。しかし数多くの動画が投稿されている中で、「注目度の高い作品になる」ということは決して簡単なことではありません。

歌唱力の高さはもちろんのこと、動画の見せ方についても、しっかりと工夫することが求められます。特に動画編集能力については、必須だと言えるでしょう。

いつでもだれでも、そしてどこからでも見られるというメリットはあるものの、このメリットは、そのまま以下のようなデメリットにもつながってしまいます。

・聞くのはあくまでも一般人で、正当な評価を受けられるとは限らない
・ネット特有の、誹謗中傷の対象にされてしまうこともある

デモテープであれば、まず耳にするのは芸能事務所関係者です。プロの耳やこれまでの経験から、歌手としてやっていけそうかどうかを判断してくれることでしょう。

一方で、ネット上で公開した動画は、多くの一般人の目に、まずさらされることになります。歌唱力が高いからといって、必ずしも人気が出るわけではありませんし、匿名性を利用した誹謗中傷の的にされてしまうこともあります。

また自作の曲、カバー曲共に、著作権に関わる問題が発生するリスクもあります。気軽に挑戦できる方法ですが、慎重に準備を進めていく必要があると言えるでしょう。

歌手向けの芸能オーディションを受ける

歌手向けの芸能オーディションを受ける

さて三つ目の方法は、「王道」とも呼べる手法となります。歌手を求める芸能オーディションに参加して、見事合格するという方法です。

芸能オーディションにもさまざまな種類がありますが、多くの場合、合格したら大手の芸能事務所に所属することになります。

これまで数多くの歌手を排出してきた実績のある芸能事務所であれば、あらゆる方面に強いパイプを持っていることも考えられます。デビューへの近道になるかもしれません。

また芸能事務所に所属すれば、歌手として活躍するために必要な知識やスキルを、レッスンで学ぶこともできるでしょう。芸能スクールで本格的に学べることも、メリットの一つとなります。

芸能オーディションを受ける際には、主催している団体について、しっかりとチェックしておきましょう。オーディションに合格した後に、どのような待遇を受けられるのかも重要なポイントとなります。

一言で「歌手」と言っても、さまざまなジャンルが存在しています。「アニメ歌手」に強い事務所なのか、それとも「ロック歌手」に強い事務所なのかでも、オーディション合格後の道は大きく変わってくるでしょう。事前にチェックしておくことで、オーディション失敗を防ぐことができるはずです。

芸能オーディションでは、「数多くのライバルたちに勝たなければならない」という特徴があり、「厳しいのでは?」という感情を抱く方も多いのかもしれません。

しかし芸能オーディションであれば、音楽事務所関係者に確実にパフォーマンスを見てもらうことができますから、非常に大きなメリットとなるでしょう。

もちろん、「最初のオーディションで全ての実力を出し切れる」という保証はありませんし、運をつかめるとも限りません。だからこそ、行動は早めに起こすということが重要なポイントです。

一般的には、10代・20代の方が、受けられる芸能オーディションの数は多くなります。一つでも多くのチャンスに挑戦するため、ぜひ積極的に行動してみてください。

総合的には「芸能オーディション参加」がオススメ

歌手になるための道に「正解」はありません。残念ながら「○○をすれば絶対に歌手になれる」と、言い切ることはできないでしょう。

とはいえ、自身が何も行動しなければ、可能性はほぼゼロです。どれだけ行動を起こすのかによって、デビューにつながる可能性を少しずつ上昇させていけるはずです。

デモテープやインターネットでの動画公開も良いですが、「これから行動を開始しよう!」と思ったときにオススメしたいのが芸能オーディションへの参加です。この方法であれば、確実に自身の歌を関係者に聞いてもらうことができますし、他者の実力を推し量ることもできるでしょう。人から注目されるにはどうすれば良いのか、オーディション経験の中で学んでいけるはずです。

歌手になりたい!と思う方向けの芸能オーディションは、多数開催されています。まずは自分が気になるオーディションの情報をチェックしてみてください。合格後にはデビューが確定しているなど、待遇が良いオーディションは人気度も注目度も抜群です。実力を発揮してチャンスをつかめば、「歌手になる!」という夢に一気に近付くことができるでしょう。

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