人気の声優さんが多く活躍している今、「これから声優としてデビューしたい!」「声優として、自分の力を確かめてみたい!」と考えている方も多くなっています。声優としてデビューすることを目指すなら、巷で開催されている、声優オーディションに参加するのがオススメですよ。
とはいえオーディション初心者にとっては、「オーディションでどんなことをするのか」がわからない故に、不安を感じ、一歩踏み出すのが難しい!という現実もあります。
そこで今回は、声優オーディションがどのような流れで進み、またどのような項目を審査されるのか、わかりやすく紹介していきます。声優オーディションを受けてみたい!という方は、ぜひ参考にしてみてください。
まずは声優オーディションの流れについて解説します。もちろん参加するオーディションによって、その特徴が変わってくることもありますが、一般的な流れについて頭に入れておくだけでも、不安の軽減につながるでしょう。
声優になるためのオーディションには、大きくわけて以下の3つの種類が存在しています。
声優としての活躍実績がない方にとって、身近なオーディションとなるのが上2つです。芸能スクールに通うためのオーディションに合格し、まずは声優としての技能を磨くケースもありますし、芸能事務所に所属しながら、スキルを磨いていく方法もあります。
作品に参加するためのオーディションの中にも、「素人でも参加可能」としているものは少なくありません。しかし現実には、スクールやこれまでの経験の中で技術を磨いてきた方に、素人が勝つのは簡単ではありません。合格の可能性は、極めて低いと言えるでしょう。
これらのオーディションは、たいていの場合、必要な書類を揃えて申し込みをするところからスタートします。審査する側は、応募書類を元にして一次審査を行います。よく言われるのが「声優のオーディションにも顔写真は必要なの?」という点ですが、必要であるケースがほとんどです。事前に指定された写真も、きちんとそろえるようにしましょう。
書類審査を突破したら、次は実技審査へと移ります。実際にオーディション会場へと出向き、実技を見せ、審査を受けることになります。
声優の実技審査においては、あらかじめ用意されたテキストや台本の一部分を読む、テキストリーディングのスタイルで行われるケースが多いです。一人で実技をすることもあれば、ペアになって読み合うケースも少なくありません。
実技試験を終えたら、最後は面接試験となります。ここで評価されるのは、応募者自身の人となりについてです。芸能事務所に所属し、声優として活動することになれば、事務所との間の信頼関係は必須となります。「一緒に仕事をしていく上で、大丈夫そうか。一般常識に欠けていないか」など、声優のスキル以外の、人間力が審査されます。
このほかにも、オーディションによっては、公開スタイルで行われたり、歌唱力やフリートーク力を問われたりすることもあります。このような流れについては、オーディションに参加してみて初めてわかるケースも多いものです。最初のオーディションでは、戸惑ってしまうことでしょう。
とはいえ、オーディションの回数を重ねるごとに、突発的な事態に対処するための力も鍛えられてきます。流れを知るためにも、「とにかく一度オーディションに参加してみる」というのも、オススメの方法です。
声優オーディションに参加する際に、気になるのが「いったいどんな審査項目が重視されるのか」という点です。オーディション突破を目指すのであれば、重視されやすい項目をしっかりとアピールすることで、合格率アップにつなげていけることでしょう。
声優として活躍するためには、
などが求められます。これらの項目をきちんとアピールできる人は、オーディションにおいても強みがあると言えるでしょう。
また声優としてのスキルだけではなく、「きちんと仕事をこなしていける人」という点も、重要な審査項目となります。
「声優」というスキルばかりに目を向けていると、ついこれらの項目は疎かにしてしまいがちです。しかし社会人として仕事をしていくためには、やはりこうした基本的な項目についても押さえておきたいところです。
「声優として」だけではなく、「一社会人として」のアピールも忘れないでください。
声優人気が高まっている今、芸能オーディションに突破することは、決して簡単ではありません。しっかりと準備を整えた上で、限られた時間の中で自身の魅力を最大限伝えることが大切です。
声優を目指して芸能オーディションに挑戦するのであれば、ぜひ以下の3つのポイントを意識してみてください。オーディションで活用したいテクニックと共に、ぜひ覚えておきたい心構えについて解説します。
近年、声優の活躍範囲は非常に広くなってきています。声優としての仕事をこなしながら、まるでアイドルのように歌ったり踊ったりする方も、決して少なくありません。メディアへの露出度も増えてきていますし、ニーズが高まっている分野だと言えるでしょう。
声優としての声質や表現力だけではなく、「歌う能力」をアピールすることができれば、オーディションにおける非常に大きな強みとなります。
「声優として」だけではなく、「歌手として」もお仕事ができる人材は、芸能事務所側にとっても、さまざまな売り出し方が想定できることでしょう。幅広い活躍方法を探っていくことができますから、ぜひアピールしてみてはいかがでしょうか。
残念ながら「歌には自信がない」という場合には、積極的にトレーニングを積んでみるのもオススメです。ボイストレーニングは、歌だけではなく声優としての力量アップにもつながるもの。オーディションと並行して、習い事をスタートしてみるのもオススメです。
声優として声で表現するために、欠かせないのが「言葉の理解力」です。まず言葉の意味を正しく把握することで、他者にも正確に伝えることができるようになります。
声優の仕事は、「ただ文字を読めば良い」というものではありません。言葉一つ一つに対して興味を持ち、どう伝えるべきか考える能力が必須となります。
語学力や正しいイントネーションを身につけることも重要なポイント。オーディションでもアピールしやすいポイントですから、ぜひ意識してみてください。
声優オーディションの世界は、決してやさしいものではありません。オーディションに参加しても、すぐには結果が出ないことも考えられます。
本気で声優を目指すのであれば、大切なのは「すぐに諦めてしまわないこと」です。前向きな気持ちを忘れずに、過去の活かして次のオーディションへと突き進んでいきましょう。
オーディションへの参加回数が増える中で、「最初のオーディションではわからなかったアピールポイント」が見えてくることも少なくありません。気持ちを切り替え、次に進んでいくことで、チャンスをつかめる可能性も高まっていくはずです。
「声優になりたい」という夢を抱いたら、まずはオーディションに参加してみるのがオススメです。夢に近付くための、第一歩になるでしょう。
オーディションでは、ほかの志望者のスキルを目の当たりにすることができます。オーディションに参加する中で、自分ならではの強みや、より強化するべき弱点も見えてくるのかもしれませんね。
できるだけ早く行動を起こすことで、受けられるオーディションの数も増えるはずです。ぜひ勇気を出して、挑戦してみてください。