最近よく耳にするマルチタレント。いったいどのような職業なのでしょうか?そもそもタレントとは、才能という意味であらゆるとジャンルにおける特別な能力を持っていることを意味しています。
このタレントをマルチに持つという意味がマルチタレントとなるのですが、芸能界におけるマルチタレントという意味でいうと、例えばコメンテーターや司会もできて、ドラマにも出演し歌まで出してしまうようなあらゆるジャンルにおいて才能を発揮するようなタレントさんが、今はテレビで人気となっています。
それは、見ている側からしても一つの才能だけではなく、その人のあらゆる側面を見ることができ、さらにどれもそつなくこなしてしまうので、つい目がいってしまうのかもしれません。
このようなマルチタレントを目指すのであれば、幅広くさまざまな知識や経験が必要とされますし、それを実際の場面で活用することのできる応用力や実践力も必要なため、かなり難易度の高いスキルであると言えるでしょう。
このため、最初からマルチタレントを目指すのはごくまれで、まずは何かのジャンルにおいて才能を発揮しある程度評判を得た上で、さらに別のジャンルに進出していくのが一般的なようです。とはいえ、芸能スクールではあらゆる知識や経験を積むことのできる絶好の場ですので、これを利用しない手はありません。
将来、マルチタレントを目指したいと思っているのであれば、在籍中にできる限り多くの講師からあらゆる専門スキルを学んで習得しておくと、将来役に立つ可能性は高いでしょう。
それでは芸能界においてこのようなマルチタレントのニーズはどういったものがあるのでしょうか?例えば、演技力のある俳優さんがバラエティに出演したところ非常に話が上手でおもしろかったとしたら、意外性があって番組としては盛り上がりますね。
また、人気歌手が実は絵が上手で展覧会に入賞したという話もあるほどですが、芸能人というのはとても才能にあふれた人が多いので、一つのジャンルに限らずにその能力を発揮することができる人も多いのです。
ひとつのことに打ち込み誰にも負けないスキルを持つプロフェッショナルも必要ですが、マルチに才能を発揮するタレントのニーズも今後ますます高まっていくことでしょう。それがエンターテイメント性を高める要素にもなるからなのです。