オーディションで絶対やってはいけないことは?3つのNG行為を解説

芸能オーディションに合格したい!と思ったときには、まず「落とされる要因」を消していくことが一番です。オーディションを開催している芸能事務所にとって重要なのは、「一緒に仕事をしていける、信頼できる人材」を見つけることです。どれだけ魅力を発揮していても、さまざまなNG行為が原因で、オーディションを突破できない……なんてこともあり得るのです。

では具体的に、オーディションにおけるNG行為には、どのようなものが当てはまるのでしょうか。気になる点を詳しく解説していきます。

社会人としての基本的マナーがなっていない

社会人としての基本的マナーがなっていない

芸能オーディションは、夢をかなえるための第一歩です。声優や俳優、歌手などを目指すのであれば、まずどこかの事務所に所属した上で、レッスンを受けながら実力をつけ、デビューを目指すのが得策でしょう。

とはいえ、芸能オーディションに合格するための道は、決して平たんなものではありません。たった1回の挑戦で合格をつかむ人がいるのも事実ですが、何度挑戦しても、良い結果が得られない人が多いのも現実なのです。

芸能オーディションに突破するためには、「誰にも負けない魅力や個性を発揮すること」を最重要と捉える方も少なくありません。ある意味でそれは、間違ってはいないと言えるでしょう。芸能界で活躍するためには、魅力や個性は欠かせないものだからです。

しかし「一緒に仕事をする社会人」という目線で見たときには、「魅力や個性があれば、それだけでOK」と考えるのは難しいでしょう。「社会的なマナー」がなっていなければ、いざ仕事がスタートした際に、事務所側が困ってしまう場面も多いと予想されるためです。

こうした「社会人としての基本的なマナー」は、オーディション会場において必ずチェックされています。以下の項目については、事前にしっかりと確認しておきましょう。

  • ・当日の身だしなみ
  • ・オーディションの集合時間を守る
  • ・きちんとあいさつをする

身だしなみが不潔だったり、派手すぎたりする場合には「NG」と判断されるケースも多いもの。「TPOに合った身だしなみができない」と、マイナスに判断されてしまい、オーディションに落ちる原因となります。服装はシンプルかつ、オーディションの雰囲気に合ったものを選択しましょう。女性の場合、メイクやヘアスタイルも、シンプルに仕上げることがコツとなります。ただし自分の魅力をしっかりと伝えられるよう、工夫しましょう。

「遅刻をしない」「あいさつをきちんとする」というのは、学生であっても当然のこと。守れなければ、それだけで一発NGと判断されてしまうケースも多い項目なので、注意してください。

面接での質問に、きちんと答えられない

面接での質問に、きちんと答えられない

芸能オーディションにおいては、面接官からさまざまな質問を受けることになります。この受け答えの様子を見て、面接官は「相手の人となり」を判断しています。面接でされた質問に対して、どのように答えるのかは、合否のポイントにもなりやすいので注意してください。

NG行為として最初に挙げられるのは「面接官の質問に対して、挙動不審な様子を見せてしまう」というものです。オーディション会場の雰囲気は独特なもので、「緊張するな」と言われても難しいのが現実かもしれません。しかし「面接官の方を見られずに、ずっとうつむいている」「質問に対して、聞き取れないような小さな声で回答する」「目が泳いでしまう」などは、NG行為となってしまいます。

また普段の話し言葉に「癖」がある人も注意が必要です。話し始める前に「あー」や「えーっと」などの言葉を発してしまう方もいますが、これも印象を悪くしてしまう原因の一つです。「きちんとしていない印象」を与えてしまうので注意しましょう。

最後に、質問間に決まれた内容に「どう答えるのか」という内容についても、しっかりと確認しておきましょう。「応募書類に記載した内容」についてあらためて質問されるケースもありますが、「書類に記載した内容と同じことしか話せない」「ありきたりのことしか話せない」というのは大きな問題です。

応募書類に記載した内容を元に、より相手に伝わりやすくなるよう工夫しながら伝えてみてください。

これらの「面接におけるNG行為」は、事前の面接練習で解消できるポイントも多いものです。本番さながらの空気感の中で、面接練習を行ってみてください。緊張し過ぎることもなく、自分自身の魅力を面接官に伝えられることでしょう。

応募書類での嘘の申告

応募書類での嘘の申告

オーディションでは、自分の魅力を効果的に伝えることが大切です。挑戦してもなかなか結果が伴わない場合、「どんなことをしても、自分の魅力をわかってほしい!」なんて思ってしまうこともあるのかもしれません。

この気持ちが良い方向に働けば良いのですが、実際にはマイナスの方向に働いてしまうこともあります。「自分を良く見せよう」という気持ちばかりが先走った結果、オーディション用の応募書類や面接で、「事実ではない事柄」を伝えてしまうようなケースが、こちらに当たります。

  • ・応募写真をより魅力的に見せるための加工
  • ・身長や体重、年齢などの数字をサバ読みする
  • ・特技や個性を「盛って」伝えること

オーディションの書類審査において、重要なポイントとなりがちなのが「写真」です。画像の加工も手軽にできるようになった今、「自分をより魅力的に見せるための工夫」として、気軽な気持ちでやってしまう方も多いのかもしれません。

しかし残念ながら、悪気がなくてもこちらは立派な「嘘」となります。これまでに多くの応募写真を目にしてきたプロにとって、加工されている画像かどうかは、敏感にキャッチできるポイントでもあります。また加工が功を奏して、二次試験に進むことができたとしても、その先はあり得ません。応募写真と実物合違い過ぎることから、「人間としての信頼を失ってしまう」からです。

身長や体重、年齢などの数字も、状況によっては「本当の数字を伝えるのを、躊躇してしまう……」なんてこともあるかもしれません。しかしこの場合でも、「正しい情報を正確に伝える」というのがベストな方法です。

特技や個性については、「魅力的に伝えるための工夫」は大切ですが、大げさに伝えすぎると、後で自分の首を絞めることにつながります。後で必ず墓穴を掘ることになるので、最初から「正直さ」を意識しましょう。

もしもオーディションの段階で「自分に自信が持てず、嘘をつきたくなるポイント」があるのであれば、それを「本当」にするための努力をスタートするのがオススメです。体重や特技、個性などは、自分の努力次第でどうにでもできるポイントでもあります。

自分の「弱点」を自分自身で自覚して、それを努力して克服した!となれば、そのエピソードそのものが、「オーディションで自分の魅力を伝えるための方法」となります。まさに一石二鳥と言えますから、ぜひ挑戦してみてください。

まとめ

芸能オーディションは、各地で多数開催されています。しかし「希望の事務所が行っているオーディションで、自分が参加できるもの」となると、その数がぐっと絞り込まれてしまうのも事実かもしれません。「落ちるのは嫌だ! なんとかして合格したい!」と焦るのも、当然のことなのかもしれませんね。

こんなときには、つい「自分のプラスの側面を伝えること」に集中してしまいがちです。なぜならこの「プラスの側面」は、芸能界で活躍するために欠かせない要素だから。確かに面接官が、鋭い目線でチェックしているポイントの一つでもあります。

しかし一方で、「プラスの側面を伝えること」ばかりに尽力して、「マイナスの側面をつぶす」努力をしなければ、合格に近づくのは難しくなってしまうでしょう。プラスの側面がいくら魅力的でも、「一緒に仕事をする相手として不合格」であれば、やはり「事務所にとって魅力的な人材」となるのは難しいからです。

オーディションにおいて、これまで「自分の魅力を伝えることのみに集中してきた!」という方は、ぜひ「オーディション中のNG行為」に目を向けてみてください。オーディションに応募し、実際に参加していく中で、NG行為がないように意識するだけでも、合格できる可能性をアップできるのかもしれません。

どの項目も基本的なものばかりなので、意識しておいて損はありません。ぜひチェックしてみてください。

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